猫とワタシの健康アカデミー

ところで「下部尿路疾患」ってなに? 1時間目

猫の健康を考える上でとても大切な
「下部尿路疾患」について、簡単にご説明します。

「下部尿路」とは、膀胱から尿道までのこと。
猫にとって、大きな健康リスクのひとつである「尿路結石」と関わりの深い場所です。
症状が進むと生死にも関わる下部尿路疾患。
その「下部尿路」の健康維持のために、
飼い主さんに知っておいていただきたい情報があります。

まずは、このデータを見てください。
『飼い猫がかかったことのある疾患・悩み』 第1位『ふだんから対策/ケアしている疾患・悩み』第1位 下部尿路疾患 ※ペットラインが独自に行った『猫オーナー調査』(2015年6月、WEBアンケート、全国、1,057サンプル)による
なんかむずかしそう。
猫オーナーにとって最もなじみがあり、最も心配な猫の健康の悩み。
それが「下部尿路疾患」です。

そうなんだ。

「尿路結石」になった猫は、血尿が出たり、痛みを伴うだけでなく、生死に関わる「尿毒症」を引き起こすことも。
まさに、“猫との幸せな時間”を脅かす病気の代表なのです。
こわいよー!
では、どうして「下部尿路疾患」になるのでしょう?
なんで?
いちばんの要因は、猫の「カラダの構造」
もともと砂漠に住んでいた猫の祖先は体内の水分を効率的に使う能力が発達し、腎臓で尿を濃縮して出すようになったため、尿が濃くなりやすく、「尿路結石」になりやすいカラダになってしまいました。
ふむふむ。
次に、「食事の内容」
食事に含まれるミネラルやアミノ酸のバランスが崩れて、マグネシウムやカルシウムの含有量が増えすぎると、それらが尿中で結晶化します。
また、6歳までの猫はマグネシウム由来の結石ができやすく、
7歳を過ぎると、カルシウム由来の結石ができやすくなります。
年齢に合わせて、食事に含まれるミネラルやアミノ酸のバランスと、マグネシウム・カルシウムの含有量に気をつける必要があるんです。
年齢によって違うんだ…。
そして、「尿の状態」
尿が酸性寄りか、アルカリ性寄りかを示す値が「尿pH」です。
実は、ある尿pH値の時に、結晶化が起こりやすいことがわかっています。しかも、その値もまた、猫の年齢ごとに違うんです。
つまり常に尿の状態を、結石ができにくい状態に保っておくことが重要なのです。
大変だ…。
まとめ
「尿路結石」には、「食事の内容」と「尿の状態」がとっても深く関わっているんです。
しかも、それらは年齢によってきめ細かく配慮する必要があるのです。
でも、どうしたらいいの?
そのためには、毎日の食事が大切。
尿pHとマグネシウム・カルシウム含量
この2つにしっかり配慮したフードを選ぶこと。
それが、猫オーナーにできる、ふだんからの心がけです。
なるほどね!
ちなみに、
『下部尿路疾患について認知したきっかけ』の第1位は飼っている猫がかかった ※ペットラインが独自に行った『猫オーナー調査』(2015年6月、WEBアンケート、全国、1,057サンプル)による
え、そうなの?
病気になってから、ではなく、ふだんからケアしてあげること。
それが、「猫がいる平穏な毎日」が続くために、何より大切なことなのです。
よろしくお願いします!
aroow
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