- Column -

ペットライン 犬ノート

Dog Note

シニア犬(老犬・高齢犬)のフードはいつ・何歳から?年齢に合わせた与え方や食事環境のポイントも解説

公開日:

わんちゃんの健康を考えた時に、気をつけてあげたいことのひとつは食事です。特にシニア犬になると、老化に伴う食事量や運動量の変化に合わせたフードを与えることが大切です。この記事では愛犬がシニア犬(老犬・高齢犬)になった時に考えるべきフードの 選び方や与え方 について解説します。

pht_04 (5).gif

シニア犬のフードは「7歳以降」と「11歳以降」の2つのシニア期で考える

一般的に、わんちゃんは7歳前後から老化が始まると言われています。7歳では見た目ではさほど変化がなく、老犬と呼ばれるほど歳をとっているようには思えないかもしれません。しかし、体の機能や代謝量は徐々 に低下しています。
またシニア期を、老化が始まる「7歳以降」を第一段階、さらに老化が進んだ「11歳以降」を第二段階と大きく2つの段階で考え、年齢に合わせたフードを与えると良いでしょう。

第一段階(7歳以降)は肥満に注意

第一段階のシニア期(7歳以降)には低脂肪・低カロリーのフードで 体重管理 することをおすすめします。シニア犬では成犬時よりも運動量が減り、代謝も落ちるため、成犬時と同じフードを食べていると徐々に 体重が増えてしまいます。

第二段階(11歳以降)は栄養素・カロリーを補えるフードを

第二段階のシニア期(11歳以降)では食べる量が減ってくること、また消化吸収の機能の衰えから、栄養の吸収率が低くなるため 少しの量でしっかりと必要な栄養素とカロリーが補えるフードを与える必要があります。また、近年研究が進み、脂肪酸の一種であるDHA・EPAがシニア期の関節の健康維持に貢献することなどが分かってきました。

シニア(高齢)のわんちゃんへのフードの与え方のポイント

pht_03 (2).gif

年齢に応じたフードを与えることの他にも、シニア(高齢)のわんちゃんへのフードの与え方を工夫することで、食べる量が減ってしまったわんちゃんの食事量や栄養を補うことができます。

お湯でふやかしてあげる

消化が悪い場合は、ドライフードをぬるま湯や水でふやかして食べやすくしてあげましょう。ぬるま湯や水を加えてふやかすと食べやすくなることに加えて、 ドライフードの香りが出てわんちゃんの食欲をそそることがあります。また、老犬に不足しがちな水分補給も 同時にできます。、

一回の量を減らして食事の回数を増やす

一度に食べる量が減ってきたら、与える回数を3~4回に増やすことで量を補います。その場合、一度に 与える量を 1日の3分の1もしくは4分の1に減らして調整しましょう。

嗜好性を高めて食欲をキープする

食が細くなった老犬にしっかりと食べてもらうため に 、嗜好性を高めることで対処できる場合もあります。すでに紹介したドライフードをお湯でふやかしてあげることの 他に、ウェットフードをドライフードにかけて与えることもおすすめです。そもそもドライフードが食べにくそうな場合は、ウェットタイプの総合栄養食を与えるのも良いでしょう。

また、封を切ったばかりのドライフードは香りが強く、嗅覚が刺激されて食欲が 増すこともあります。香りの 良い封を切ったばかりのフードであれば 食べてくれる場合には、小分けタイプのフードが便利です。

シニア(高齢)のわんちゃんは食事環境にも配慮を

pht_04 (2).gif

年齢を重ねて足腰が弱くなったわんちゃんは、食事の姿勢に気をつけてあげましょう。食器を地面に置いた状態で食事をすると、首を地面まで下げなくてはならず、その姿勢が足腰や関節にさらに負担をかけてしまいます。また、飲み込む力も弱くな っていますので、ドライフードはより小粒のものにしたり、ウェットフードやおやつは細かくして与えたりするようにしましょう。

食事台の高さを胸元まで上げる

台を用意して食器をわんちゃんの胸元の高さまで上げると、ごはんが食べやすく、 飲み込みやすくなるため 、食事の姿勢が楽になります。頭を下げずに食べられると、食べ物がスムーズに胃に送られる姿勢を保つことができます。

わんちゃんが立てない場合はフセをした状態で

さらに足腰が弱くなり立てなくなってしまった場合は、フセをした状態で、口元に水やごはんを置いて自力で食べさせます。体を横にした状態で食べさせるのはよくありません。飲み込みが弱くなる上 に、体がねじれるので体内で 食べ物が流れ にくくなります。

まとめ

人間と同じくわんちゃんも年齢を重ねると食事への配慮はより重要になります。シニア犬になったわんちゃんのためにフードの与え方や負担の少ない環境配慮など、末永くわんちゃんと過ごすために参考にしてみてください。

愛犬の 腎臓の健康維持をフードでサポート

シニア犬の食事量や栄養面でのケアももちろん重要ですが、加齢とともに気になるのは腎臓の健康維持。気になる腎臓の健康維持には「メディコートアドバンス 腎臓の健康維持 7歳頃から」がおすすめです。犬の臨床栄養学から生まれた国産のプレミアムドッグフードをぜひお試しください。
※この商品は腎臓の健康維持を目的とし た総合栄養食です。 治療を目的とした療法食ではありません。

MCA27-7歳頃2.5kg_2800.jpg


メディコートアドバンス
腎臓の健康維持 7歳頃から

あわせて読みたい記事

SNS公式アカウント