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ペットライン 猫ノート

Cat Note

しっぽに表れる猫の感情!ピンと立った時やパタパタ振る時はどんな気持ち?

しっぽをピンと立てている、揺らしている、パタパタ振る…猫をよく観察していると、しっぽの動きのバリエーションが豊富であることが分かります。猫は気持ちや気分を、しっぽで表現しているのです。 この記事では、猫のしっぽの動きに込められた感情をパターン別にご紹介します。愛猫の感情を知って、より絆を深めたい飼い主さんは、ぜひご覧ください。

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猫のしっぽが持つ役割

独特の動きをする猫のしっぽですが、どんな役割を持っているのでしょうか。大きく分けて、以下3つの役割があるといわれています。

①身体のバランスを取る

猫には高い場所に上ったり下りたり、狭い場所を走ったりと、驚くほどのバランスが備わっています。猫のこのバランスを保っているのがしっぽです。しっぽを器用に振ることで身体のバランスを取っているのです。

②マーキング

猫のしっぽの付け根あたりには「臭腺(しゅうせん)」と呼ばれる器官があり、マーキングのためにしっぽを使うことがあります。臭腺は、においを発していて、縄張りを表すためや、飼い主さんへの独占欲や愛情を表すために使われることがあります。

③感情表現

冒頭でも述べた通り、猫はしっぽで感情表現をします。しっぽの動きで、猫の嬉しい気持ちや悲しい気持ちなどの感情を知ることが可能です。 ここから詳しく解説しましょう。

パターン別で解説!しっぽの動きでわかる猫の感情

猫のしっぽの動きのバリエーションは豊富です。それぞれの動きは、どのような感情表現をしているのでしょうか。

ピンと立っている時

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猫のしっぽがピンと立っている時は、嬉しい気持ちを表しており、ご機嫌で、構って欲しいサインです。遊んであげた時、ごはんやおやつをあげた時などに見られる様子です。しっぽをピンと立てながら飼い主さんにすり寄ってくる場合、愛猫が飼い主さんに甘えたいと思っている時です。声を掛けながら撫でてあげて、たくさん構ってあげましょう。

下がり気味になっている時

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しっぽが水平ラインより少し下がり気味になっているのは、気分が落ち着いていて安定している時です。しっぽに力が入っていなくてノーマルな状態であれば問題ないでしょう。しかし、だらりと大きく下がっている場合は、悲しい気持ちの状態です。飼い主さんに叱られて悲しい時や元気がない時に見られる様子です。

後ろ足の間に隠している時

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しっぽを後ろ足の間に隠しているのは、恐怖を感じている時です。攻撃しないで欲しいというアピールなので、環境を変えたりその場から愛猫を遠ざけてあげたりすると良いでしょう。急な来客があった時などに見られる猫のしっぽの動きです。愛猫を思わず抱きあげたくなるかもしれませんが、むやみに構うことはせず、静かな場所でそっとしておくことをおすすめします。

ゆらゆら揺らしている時

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ゆらゆら揺らしている時は、機嫌が良く、リラックスしている状態です。愛猫が安心している状態なので、体を撫でてあげたり、遊んであげたりすることをおすすめします。また、しっぽを立てたままゆらゆら揺らす時は、何か興味のあるものを見つけた時などの集中している時です。この場合は邪魔をせず見守ってあげましょう。

パタパタ振る時

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イライラして怒っている場合、猫はしっぽをパタパタ振ります。同居猫と争った後やリラックスしたいのにしつこく触られた時などに見せるしっぽの動きです。犬は嬉しい時にしっぽを振りますが、猫はイライラして怒っている時、しっぽを左右に激しく振ったり、床に叩きつけたりします。飼い主さんが愛猫を抱っこしている時にしっぽをパタパタと振ったら、嫌がっている可能性があるので、すぐに降ろしてあげましょう。

先端がピクピク動く時

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猫のしっぽの先端がピクピク動く時、何か気になるものを見つけて集中している状態です。しっぽを立てていても下げていてもこの動きをし、獲物を狙っている時などに見られる様子です。愛猫は好奇心に満たされ、何か考え事をしている状態であるため、あまり構わずにそっと見守ってあげましょう。

毛が逆立つ時

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恐怖心や警戒心のために興奮している時、猫のしっぽの毛が逆立って大きく膨らみます。猫は敵とみなした相手に遭遇すると強さをアピールするために自分を大きく見せようとします。そのように見せることで威嚇しているのです。知らない猫などが自分の縄張りに侵入してきた場合によく見られるしっぽの動きです。気が立っている状態なので、愛猫に危険がなければそっと見守ってあげましょう。

猫のしっぽは触っても大丈夫?

猫のしっぽの付け根から先端には重要な神経が通っています。しっぽをピンと立てたり、ゆらゆら揺らしたりする動きを担っているのは「尾骨神経」と呼ばれる神経です。尾骨神経は、骨盤神経や陰部神経などの重要な神経と部分的につながっています。猫のしっぽはとてもデリケートで痛みや刺激を感じやすい部位ですので、むやみに触ったり、引っ張ったりしないようにしましょう。誤ってしっぽを踏んでしまうと、足に障害が出て歩けなくなる恐れもあるため注意が必要です。 適度な刺激を気持ちよく感じる猫もいます。例えば、しっぽの付け根を撫でられると気持ちよさそうに腰を上げる猫がいます。これは前述したように、しっぽの付け根には重要な神経が集まっているため、適度な刺激を気持ちよく感じているのです。一方、しっぽの付け根を触られると嫌がる猫もいます。猫によって好きなポイントがそれぞれ異なるため、様子を見ながら愛猫と接していきましょう。

まとめ

しっぽの動きを観察することで愛猫のさまざまな感情を理解することが可能です。愛猫は、しっぽを巧みに動かして飼い主さんに気持ちを伝えようとしています。しっぽの動きから愛猫の感情を正しく理解して、愛猫との絆を深めていきましょう。

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