猫の模様にはどんな種類がある?毛の色や模様から分かる性格も解説
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猫には様々な毛の色や模様があり、それぞれ性格も違ってくると言われています。 そこでこの記事では、猫の毛の色や模様の名前、それぞれの特徴や猫の性格について解説します。猫を飼いたいと思っている方、愛猫の性格を知りたいと思っている方は、ぜひご覧ください。
猫の模様の種類は何種類?
猫の毛の色や模様は24種類に分類されると言われていますが、基本的には、単色模様(ソリッド)、縞模様(タビー)、2色・3色模様(バイカラー・キャリコ)の大きく3種類に分類されます。 それぞれの毛の色と柄の組み合わせで個々の猫の外見が形成されています。
単色模様(ソリッド)の特徴と性格
猫の模様でよく聞く「ソリッド」とは単色模様のことです。 単色模様(ソリッド)には大きく分けて3つの色があります。白、黒、グレーです。それぞれの特徴と猫の性格についてご紹介します。
①白
全身の毛の色が白い猫は、基本的に精細で落ち着いた性格の持ち主ですが、警戒心が強いことでも知られています。自然界では目立つ色であることから、警戒心が強くなったとも言われています。
②黒
黒猫は白猫とは正反対の性格の持ち主で、警戒心が弱い傾向にあります。黒猫は白猫とは異なり、自然界であまり目立たないからかもしれません。性格は、とても人懐っこい性格で穏やかです。しかし、遺伝の影響で警戒心の強い、性格が荒い黒猫も存在します。
③グレー
グレーの猫は「ブルーキャット」と呼ばれています。代表的な種類に「ロシアンブルー」や「シャルトリュー」「コラット」などがいます。種類ごとに性格も異なりますが、基本的に落ち着いた性格です。また、ナーバスな性格の一面もあり、誰とでも仲良くなれるという性格ではないようです。
縞模様(タビー)の種類と性格
タビー(Tabby)とは日本語で「縞模様」のことです。代表的な縞模様(タビー)は以下の3つです。
①茶トラ(レッドタビー)
茶トラとは、薄いオレンジ色の毛色に赤褐色の縞模様が入った模様の猫を言います。性格は、デリケートな面もありますが、基本的に人懐っこく甘えん坊な性格です。また、茶トラの猫は食欲旺盛なことでも知られており、食事量をコントロールしてあげる必要があります。
②キジトラ(ブラウンタビー)
キジトラの猫は、個体数が多いことでも知られています。模様は茶色をベースとし、黒の縞模様が入っていることが特徴です。性格は、基本的に甘えん坊ですが、活動的であるためあまり抱っこされることを好みません。一緒に動き回って遊んであげましょう。
③サバトラ(シルバータビー)
サバトラの猫の特徴は、明るいグレーの毛に黒の縞模様です。魚の「サバ」に似ていることからこの名前が付けられました。性格は、おとなしく人懐っこい性格のサバトラもいれば、警戒心が強いサバトラも存在します。両極端な性格のサバトラですが、そのタイプを見分け、それぞれのペースで接してあげましょう。
2色・3色模様(バイカラー・キャリコ)の特徴と性格
2色・3色模様(バイカラー・キャリコ)の猫もよく街中で見かけますが、基本的に以下の6種類に分類されます。 ・白黒、黒白 ・三毛 ・キジ白 ・サバ白 ・茶白 ・サビ それぞれの特徴と猫の性格をご紹介します。
①白黒、黒白
白の割合が多ければ「白黒」で、黒の割合が多ければ「黒白」と呼ばれます。それぞれの性格も異なると言われています。例えば、白黒は強気な性格で、黒白は白黒とは逆に温和で人懐っこい性格の持ち主です。また、白黒や黒白の猫には、額から目にかけて「八」の字のように毛色が分かれる「ハチワレ」と呼ばれる模様が見られることが多く、特徴的な顔立ちが魅力です。
②三毛
三毛(キャリコ)は、白地に茶色と黒の毛が混じった模様です。遺伝的にメスが多いことでも知られています。三毛猫の特徴は、好奇心旺盛で運動神経が良く、器用で賢いことです。また、すべての種類の猫に共通してみられる自分勝手で気まぐれな一面も持ち合わせています。
③キジ白
キジ白は、基本的にキジトラと同じような茶色ベースに黒色模様ですが、顔やお腹、足先などは白いという特徴があります。性格はキジトラと似ており、警戒心が強く、活動的です。そのため、しっかり遊んであげることが大切です。
④サバ白
サバ白は、サバトラと同じく明るいグレーの毛をベースに黒の縞模様が入っていますが、お腹や足先部分は白いという特徴があります。性格もサバトラと似ており、おとなしく人懐っこい性格のサバ白もいますが、警戒心が強く慎重な性格のサバ白もいます。 白色の模様が多いほどプライドが高く賢い性格だと言われています。
⑤茶白
茶白は、茶トラと同じく薄いオレンジ色の毛色に赤褐色の縞模様が入っており、顔やお腹、また足の部分が白いという特徴があります。茶白の猫の性格は、茶トラの猫の性格と同じく人懐っこく温和です。また、他の猫と仲良く生活できることから、多頭飼いを考えている飼い主さんにおすすめです。
⑥サビ
サビは「ベッコウ猫」とも呼ばれ、黒色、茶色、赤色が混ざり合った毛色を持っています。三毛猫と同じくメスが多い種類の猫ですが、性格は人懐っこく、愛嬌があり、他の猫と仲良くやっていける性格の持ち主です。また、賢いことでも知られており、しつけがしやすく飼いやすい猫と言われています。
猫の模様が決まる仕組み
猫の模様は様々ですが、模様が決まる仕組みは基本的に遺伝です。しかし、遺伝子のパターンは1つだけではなく数十種類のパターンがあると言われています。そのため、どのような模様で生まれてくるか予想することは難しいとされています。 また、成長していくにつれて毛の色や模様が変化していく場合もあります。例えば、生まれたばかりの頃の毛色は淡い色の毛色でも、成長するにつれてはっきりとした毛色になる場合があります。
まとめ
この記事では、猫の毛の色や模様の名前、またそれぞれの特徴や猫の性格について解説してきました。猫も人間と同じように見た目だけで性格の判断はできませんが、基本的な性格を理解することで、新たに家族の一員としてお迎えする際に役立ちます。 この記事の情報が、これから猫をお迎えする方や、愛猫の性格を知りたいと思っている方のお役に立てれば幸いです。
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