子猫の育て方・抱っこの仕方～生後1ヶ月編～

生後1ヶ月はその後の成長に重要な時期

生まれてから生後1ヶ月経ったころには、ミルクと離乳食の併用からだんだん子猫用のキャットフードなどへの切り替えや、ワクチンの接種が始まるなど徐々に成猫への準備が始まる頃です。

特に重要なのがこの時期のスキンシップ。正しくスキンシップを取ることで体に触られることに慣れたり、飼い主との信頼関係ができたりその後の成長に大きく影響が出ます。
まずは、猫ちゃんがスキンシップを取って良い・悪いタイミングがあるので覚えておきましょう。

【こんなときのスキンシップはOK】
・好きな場所でリラックスしているとき
・ゴロゴロと喉を鳴らして甘えてくるとき（すり寄ってくるとき）

【こんなときのスキンシップはNG】
・毛繕いをしているとき（食後など）
・お腹が空いているとき
・トイレの直後

この後は具体的なスキンシップの方法、抱っこと触り方のコツを解説します。

子猫の抱っこの仕方

猫ちゃんは基本的に自分から甘えるのは好きですが、そうではない気分の時に人に無理やり触られたり、抱っこされたりすると、後々それらの行為をされる事が苦手になってしまう子もいます。抱っこできる猫ちゃんに育てるためには、小さい頃から慣らしておく必要があります。

大人になってから急に抱っこしようと思っても、不可能な場合が多いようです。ですから子猫のうちから、抱かれていて落ち着く態勢を覚えさせておくとよいです。子猫ちゃんの場合、前から脇に手を差し込むようにし抱き上げます。もう一方の手をお尻に添えるようにします。猫ちゃんが自由にならない程度に力を入れて、猫ちゃんを緊張させないようにするのがコツです。

抱いている時は、首の辺りを何気なく掴んでおくと、暴れた時に首を掴んで押さえることができます。抱かれている猫ちゃんが落ち着かない時は、優しい言葉をかけてみてください。それでもダメな場合は、ゆっくり下に降ろして離してあげましょう。
手だけ、足だけ持つようなことやお腹を強く掴むようなことは絶対にしないでください。関節が抜けて、体にダメージを与える結果となります。
無理やり抱っこを繰り返すと、それで抱っこが嫌いになる猫ちゃんもいます。また自分から体を動かして抱っこされやすい態勢を作る猫ちゃんや、抱っこになれたり、好きになったりすると、自分からせがむ猫ちゃんも。こればっかりは猫ちゃんの性格ですね。

子猫の触り方

自分で直接なめられない部分や、猫同士でなめあう場所を触ってあげると、目を細めて喜びます。特に耳のつけ根の後ろあたりは、リラックスのツボのようです。優しくなでるように触ってあげましょう。

猫ちゃんの頬、あごの下、耳の後ろの顔周りにはニオイを出す分泌腺があります。猫ちゃんはその部分を人や物にこすりつけ、自分のニオイをつけて安心します。そうした理由から人に触られても気持ちがいいのではないかと考えられています。

できるだけ力を入れず、そっとなでるような軽いタッチで触りましょう。力を抜いてゆっくり大きく手を動かすことで飼い主もゆったりした気分になり、それが猫ちゃんにも伝わって落ち着くようです。
猫ちゃんが触られて嫌がるのは、猫同士でも毛繕い）し合わない場所と覚えておきましょう。内臓が近いお腹、細かな神経が通るしっぽ、感覚器官として敏感な前足の先などです。また腰あたりも嫌がる猫が多いようです。

まとめ

スキンシップに慣れれば成猫になっても触るのを嫌がったりすることも少なくなり、爪切りなどの日常的なケアもしやすくなるため、猫ちゃんにとっても飼い主にとっても生後1ヶ月は重要な時期といえます。この記事を参考に正しい方法でスキンシップをとってみてください。

成長段階に合わせて子猫のうちから下部尿路ケア

子猫の時期は成長段階に合わせてきちんとしたフードを選ぶことが重要なのはもちろん、その後の健康リスクにも備えることが大切です。
そこでウェットフードでは「メディファス ウェット り乳」・「メディファス ウェット 子ねこ 12か月まで」を、ドライフードでは「メディファス　子ねこ　12か月まで　チキン味」をおすすめします。猫の健康上の悩みで多いとされる「下部尿路」の健康維持を支えるプレミアムフードで、子猫の今とこれからをフードから考えてみませんか。ドライフードの「メディファス　子ねこ　12か月まで　チキン味」は「しあわせマルシェ」なら通常サイズでお試しできます。