猫にとっておやつとは?あげる頻度や注意点についても解説
- 公開日:
愛猫が美味しそうにおやつを食べている姿はなんとも微笑ましく、ついあげ過ぎてしまう…ということはありませんか。愛猫の心身の健康のためにも、おやつの意義や適切な与え方について知っておきましょう。
猫にとっておやつとは?
そもそも、猫ちゃんにおやつは必要なのでしょうか。総合栄養食を与えていれば、栄養面においておやつは必ずしも必要ではありません。しかし、人間と同じく猫ちゃんにとってもおやつは楽しみの一つ。猫ちゃんの心身に大切な意義があるとされています。
ご褒美
たとえば通院や爪切り、シャンプーなど、猫ちゃんにとって嫌なことをした後に、ご褒美としておやつをもらうことで嫌だった気持ちがまぎれます。ただし、時間が経つとなぜおやつをもらえたかわからなくなるので、「嫌なこと」のすぐ後にあげることをおすすめします。
また、病院でもらった薬を飲ませる際に、おやつを活用すると楽に飲んでくれることもあります。
おやつの香りや高い嗜好性で食欲を刺激
食いつきが悪い時やいつものごはんに飽きた時などに、おやつで栄養を補ったり食欲刺激したりできる場合も。
あまり水を飲まない猫ちゃん用に、水分補給できるウェット系のおやつもあります。愛猫のお気に入りを探してみてくださいね。
飼い主さんとのコミュニケーション
猫ちゃんはおやつをもらうことで、飼い主さんを「好きなものをくれる人」「信頼できる人」と認識し、より安心して過ごすことができます。
おやつの主な種類
様々なタイプのおやつが市販されているので、与えやすさや愛猫の健康状態を考えて、おやつを選んであげてください。「間食(おやつ)」と書かれたフードだけがおやつではなく、総合栄養食をおやつとして与えても良いでしょう。
ドライタイプ
ドライフードの粒形状のタイプ、クッキータイプなどがあります。お皿が不要で手から与えやすいのが特徴です。
ウェットタイプ
水分補給にもなるため、下部尿路の健康維持につながります。また柔らかいため、シニア猫ちゃんなど、歯が弱い猫ちゃんも食べやすいのが特長です。
スープタイプやゼリータイプ、ペーストタイプなどがあり、ゼリーやペーストはお皿に出さずに手からあげられます。
※ウェットタイプのように水分含有量が多いと、カビや細菌などの発生を抑制する保存料(ソルビン酸など)を使用していると思われる方もいるかもしれませんが、実際は密封状態のため、保存料を使用していないことがほとんどです。保存料は原材料表示で確認できます。
素材そのままタイプ
煮干しやフリーズドライの鶏ささみなど。煮干しは多くの猫ちゃんが喜びますが、塩分やミネラル分が多く含まれるため、尿結石などができてしまうリスクが心配されます。毎日の健康を維持するために「総合栄養食」と記載があるフードをメインに与えましょう。
子猫にもあげていい?年齢別おやつの選び方
子猫のおやつ
1歳くらいまでの子猫の時期には、総合栄養食をきちんと与えることが最優先です。おやつは、ドライフードが食べられるようになってからが良いでしょう。総合栄養食をおやつとしてあげるのも一つの方法です。
「子猫用」のおやつも販売されています。与える量は、パッケージを必ず確認してください。
まだ人慣れしていない猫ちゃんなら、直接手であげられるおやつはコミュニケーションを図るツールにもなります。
成猫のおやつ
室内飼いの猫ちゃんは、運動量が少なくなりがちです。カロリーオーバーにならないよう、運動量を管理しながらおやつをあげるようにしましょう。
シニア猫のおやつ
猫ちゃんは7歳くらいから食欲が落ちてきたり、歯が弱くなって硬いフードが食べにくくなったりすることがあります。いつものごはんを食べなくなったなら、おやつで栄養を補ったり食欲をアップさせたりしても良いでしょう。
歯が弱くなった猫ちゃんには、ベースがスープタイプやペーストタイプのおやつが食べやすくておすすめです。「シニア用」のおやつも販売されています。
おやつをあげる量や頻度は?
おやつのパッケージに記載されている「与え方」の給与量と与える回数を確認し、1日に与える量と回数を確認してください。おやつをあげる代わりに総合栄養食の量を減らして、必要以上のカロリーを摂らないように調整することが大切です。
おやつばかり与えていると、メインの総合栄養食を食べなくなってしまう心配もあります。おやつは1日に必要なカロリーの20%以内にとどめるようにしましょう。
例えば、健康な成猫の1日に必要なカロリーは、体重1kgあたり約80kcalが目安。体重が3kgなら、1日当たり約240kcalという計算に。なので、3kgの猫ちゃんの1日のおやつは、48kcal以内が目安になります。ただし、猫ちゃんの種類・年齢・性別・運動量・季節などによって必要なカロリーは変わるため、愛猫の状態に合わせて調整してください。
▼年齢に応じた適切な食事量と回数について詳しくはこちら
(内部リンク:フードの切り替えと年齢に応じた適切な食事量と回数)
おやつをあげる時の注意点
おやつの量や頻度を守ること以外に、「人間の食べ物をあげないこと」も重要です。飼い主さんが食べているものを欲しがる猫ちゃんも少なくありません。人間の食べ物には、猫ちゃんにとっては塩分や糖分が過剰に含まれているものが多いので、食べさせないよう注意してください。
猫ちゃんの健康維持には毎日のフード選びが大切
猫ちゃんの健康維持には、おやつだけでなく毎日のフード選びが大切です。
そこでウェットフードでは「<メディファス>ウェット 避妊・去勢後のケア 子ねこから10歳まで まぐろと若鶏ささみ」を、ドライフードでは「メディファス 避妊・去勢後のケア 子ねこから10歳まで チキン&フィッシュ味」をおすすめします。猫の健康上の悩みで多いとされる「下部尿路」の健康維持を支えるプレミアムフードで、子猫の今とこれからをフードから考えてみませんか。マグネシウムとカルシウムの適正バランス、尿pHのコントロールなど、成長段階にあった栄養設計をしています。 ドライフードの「メディファス 避妊・去勢後のケア 子ねこから10歳まで チキン&フィッシュ味」は「しあわせマルシェ」なら通常サイズでお試しできます。