子猫にトイレをどう覚えさせる?しつけのポイントと注意点を紹介
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子猫を飼い始めたら最初に覚えさせたいのが「トイレ」でしょう。ポイントをいくつか押さえておけば、猫ちゃんにトイレを覚えさせるのはそれほど難しくありません。本記事では、子猫のトイレトレーニング方法や注意点を紹介、さらに子猫がトイレで遊んでしまう理由を解説します。
■子猫のトイレのしつけ方
トイレのしつけは、子猫が自力で排泄できるようになる生後3~4週間頃からスタートさせます。初めて子猫を育てる方にとって、トイレをきちんと覚えてくれるかどうかは気がかりなことの一つでしょう。でも安心してください。猫ちゃんは、わんちゃんと比べてもトイレを覚えるのが早く、ほとんどの猫ちゃんが1週間程度で、早いと1日で覚えてくれます。しつけのポイントをしっかり押さえておけば、初心者の飼い主さんでも難しくないでしょう。
落ち着いてトイレで用を足せる環境を作る
猫ちゃんには、排泄前後に穴を掘り、排泄物に砂をかけて埋める習性があります。猫ちゃんのサイズに合ったトイレと、排泄物を埋められる猫砂を用意しておきます。 猫ちゃんにとって落ち着かない所だと、なかなかトイレを覚えてくれないことがあります。そのため、トイレの設置場所はとても重要です。騒がしい場所や気が散る場所は避け、部屋の隅など静かな場所に置いてあげましょう。 以下のような場所は避けたほうが良いでしょう。
・人の出入りが多い場所
・洗濯機やドライヤーなど大きな音がする場所の近く
・寝床や食事スペースの近く など
子猫のトイレサインを見逃さない
子猫にトイレで用を足してもらうようにするには、子猫が排泄するタイミングを見計らい、トイレに連れて行ってあげるのが有効です。そのためにも、子猫が排泄したがっている時に見せるトイレサインに気付いてあげましょう。
トイレサインには、以下のようなものがあります。
・床のにおいをクンクン嗅いでいる
・床や布団などを掘るようなしぐさをしている
・そわそわしたり、ウロウロ動き回ったりしている
猫ちゃんは寝起きや食事の後、遊んだ後などに排泄することが多いので、トイレサインが出ていないかチェックしましょう。サインが見られたら、優しくトイレまで誘導してあげてください。サインがなくても食事の後などにトイレに連れて行くことを習慣づけることで、早くトイレを覚えるようになります。
においを残しておく
トイレで排泄できたら、「ここがトイレだよ」と子猫に教えてあげましょう。ポイントは、排泄物のにおいを残しておくことです。自分の排泄物のにおいがあると、その場所がトイレであると認識しやすくなります。そのために、汚れた猫砂をほんの少しだけ残しておいてみてください。トイレ以外の所で粗相してしまったとしても、拭き取ったティッシュや新聞紙の一部をトイレに置いておくと、トイレ内ににおいを残すことができます。
褒めてあげる
上手にトイレで排泄できたら、いっぱい褒めてあげましょう。猫ちゃんには同じ場所で排泄する習性があるため、何回か繰り返すことで、自然とトイレで用を足してくれるようになります。ただし、排泄中に声をかけると緊張してしまうので、静かに見守ってあげてください。
■トイレをしつける時の注意点
なかなかトイレを覚えてくれない場合、何が原因なのでしょうか。 トイレをしつける際の注意点をご紹介しますので、当てはまることがないかチェックしてみてください。
失敗しても叱らない
子猫がトイレに失敗したとしても、叱るのは絶対にNGです。粗相した時に叱ってしまうと「排泄する=悪いこと」と認識して、排泄を我慢してしまったり、隠れた場所で排泄したりする恐れがあります。トイレ環境に不満があるなど、子猫が粗相するのには何か理由があるのかもしれません。
排泄中は邪魔をしない
排泄中に声を掛けて邪魔をするのもNGです。子猫が頑張って用を足している姿が可愛くて、ついつい構いたくなってしまうかもしれませんが、ぐっとこらえて落ち着いてトイレができるようそっとしておきましょう。
粗相した場所ににおいを残さない
先述のとおり、猫ちゃんには同じ場所で排泄する習性や、自分のにおいが付いている場所をトイレと認識する習性があります。そのため、粗相した場所ににおいが残っていると、同じ場所で排泄してしまう可能性があります。ペット用の消臭剤などを使って念入りに掃除し、子猫が粗相した場所にはにおいを残さないようにしましょう。
トイレの清潔さを保つ
猫ちゃんはきれい好きなので、汚れているトイレを使ってくれない場合があります。トイレをした後はなるべく早く処理するようにしましょう。最低でも1日に1回はお掃除してください。排泄物を頻繁に観察することで、健康管理にも繋がります。
■子猫がトイレで遊ぶ理由と対処法
トイレの中で遊んだ後、そのまま爆睡してしまっている子猫の姿を見たことがある飼い主さんも多いでしょう。トイレの砂に体をこすり付けたり、砂で遊んだり、トイレの中で寝てしまったりなどは、子猫「あるある」です。
成猫になるにつれトイレで遊ぶことはなくなりますが、それでもウンチやおしっこをした後に遊ばれるのは困りますよね。 ここでは、子猫がトイレで遊ぶ理由と対処法をご紹介します。
マーキング行為をしている
猫ちゃんはよく、ゴロゴロしながら体を地面にこすり付けることがあります。これは「砂浴び」と呼ばれる猫ちゃんの習性で、本能的な行動です。砂の上に寝転んで体をこすり付けることで、被毛に付いた害虫を落としたり、自分のにおいを付けてマーキングしたりしているのです。子猫がトイレの砂に体をこすり付けている場合は、猫砂を変えてみましょう。猫砂の素材が変わると砂浴びをやめる子も多いようです。
トイレの砂をおもちゃだと勘違いしている
遊び盛りの子猫にとって、目に映るものすべてがおもちゃになります。砂の種類を変える、また興味をひくおもちゃを用意して遊んであげると良いでしょう。
トイレだと認識していない
子猫がトイレで遊ぶ理由に、そもそもトイレだと認識していないことが考えられます。「トイレ=排泄する所」と思っておらず、単なる遊び場だと勘違いしているのかもしれません。この場合は、早めにトイレトレーニングを開始することで対処できるでしょう。
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