犬の性格はどのように決まる?犬種別の性格や、穏やかな性格に育てるコツを解説
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お散歩が大好きだったり、おっとりしていたり、怖がりだったり…。犬の性格は、実に様々です。家族の一員である愛犬には、飼いやすい穏やかな性格に育ってほしいと思う人は多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、犬の性格が決まる要因や穏やかな性格に育てるコツをご紹介します。
犬の性格が決まる要因
犬の性格が決まる要因はいくつか存在します。ここでは、犬の性格が決まる要因を5つご紹介します。
①犬種
犬の性格は犬種によっても異なります。例えば、シェパードやコリーなどの牧羊犬は忠実で警戒心などが強い傾向にあります。また、シーズーやチワワなどの小型犬は、明るく好奇心が旺盛な性格と言われています。雑種犬であっても、どの犬種が混じり合っているかを知ることで、その犬の性格をとらえやすくなります。
愛犬のことをもっと深く知りたい飼い主さん、もしくはこれから愛犬を迎えたいと思っている方は、ルーツを調べてみてはいかがでしょうか。
②性別
犬の性格は、性別によっても傾向があります。一般的にオスは活発で元気、メスは人懐っこく他の犬にも優しいと言われています。しかし、優しいオスもいますし、いたずら好きなメスもいます。あくまでも一般論として、把握しておきましょう。
③遺伝
犬は遺伝により外見的な特徴だけでなく、性格も受け継がれる傾向があります。例えば、親犬に恐怖心が強い傾向がある場合、子犬も恐怖心が強い犬になる可能性があります。子犬をもらい受ける場合や購入する場合は、まず親犬の性格を聞いておくと、その子犬の性格を予想しやすくなります。もちろん、訓練や育つ環境によって性格は変わっていく場合があります。
④環境
犬の性格は、飼い主さんとの関係や飼育環境も影響します。例えば、お留守番が多い犬、常に飼い主さんと一緒にいる犬、また、一匹で飼われている犬と同居犬がいる犬とでは、それぞれ性格が変わってきます。例えば、常に誰かと一緒にいる犬は、知らない人にも比較的フレンドリーに接する傾向があります。このように、育てられる環境によって後天的な性格が形成されていくことがあります。
⑤年齢
犬の性格は年齢によっても変化します。犬の性格は生後1年間で形成されると言われており、生後4カ月目までの時期は「社会化期」と呼ばれ、好奇心が旺盛でコミュニケーション能力も発達する重要な時期です。この時期に得た経験が、性格形成に繋がります。
6歳や7歳ごろになると、活発だった犬の性格も落ち着いた性格になったり、遊び好きだった犬もあまり遊ばなくなったりと、加齢とともに穏やかな性格になっていく傾向があります。
穏やかな性格に育てるコツ
家族の一員として一緒に暮らす愛犬には、穏やかな性格に育ってもらいたいと願う飼い主さんもいることでしょう。ここでは、愛犬を穏やかな性格に育てるコツを3つご紹介します。
①スキンシップをたくさん取る
飼い主さんがスキンシップをたくさん取ると、人間に対しての恐怖心や警戒心の少ない、穏やかな性格に育ちやすくなります。スキンシップを取ることで「幸福ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌 され、幸福感が高まることが分かっています 。飼い主さんとの信頼関係も自然と深まるでしょう。
②穏やかに接する
犬は飼い主さんの人柄や行動に大きな影響を受けます。飼い主さんが穏やかに愛犬に接すると、愛犬も穏やかな性格になりやすいと言われていますので、愛犬には常に穏やかに接してあげましょう。決してしつけの一環で、愛犬に怒鳴ったり、体罰を与えたりしてはいけません。信頼関係にヒビが入ってしまう恐れがあります。
③ゆっくり散歩する
運動不足で愛犬が欲求不満にならないよう、適切な散歩や運動をさせましょう。犬種や性格によって頻度や十分な距離、時間は異なるので、日頃から様子を見て判断してあげてください。散歩をする時、飼い主さんがゆっくりとしたペースで歩いてあげると、穏やかな性格に育ちやすくなります。愛犬とお話ししながら散歩を楽しむこともおすすめです。
性格が変わる要因
犬も性格が変わる、もしくは変わったと感じることがあります。どのような要因で変化が見られるのか、3つのケースをご紹介します。
①加齢
犬も人間と同じように年齢を重ねるにつれて、学習能力や体力が衰えていきます。身体的な変化に伴って、性格にも変化が見られることがあります。
おとなしくなる犬もいれば、逆に気性が荒くなる犬もいるでしょう。気性が荒くなる場合は、性格が変わったのではなく、思うように体を動かせないことに苛立ちを感じているからかもしれません。普段から愛犬の様子をよく観察してみてください。
②ホルモンバランス
犬の中には、発情期や去勢・避妊手術をした後に性格が変わったように思えることがあります。これは、ホルモンバランスが変化したためだと言われています。それにより、愛犬の性格が急に攻撃的になる場合があります。
③飼い主さんとの関係
飼い主さんとの関係も愛犬の性格の変化に影響します。例えば、飼い主さんがよくコミュニケーションを取っていたのに、ある日急にコミュニケーションを取らなくなってしまった場合、愛犬は急に臆病な性格になる可能性があります。また、しつけの一環で大きな声で叱ったり叩いたりすると、恐怖心の強い性格になってしまうことがあります。
まとめ
この記事では、犬の性格が決まる要因や穏やかな性格に育てるコツをご紹介してきました。犬の性格は遺伝に大きく左右されますが、生まれた後の飼育環境によって後天的な性格が形成されていきます。「子は親に似る」と言われますが、犬も飼い主さんの性格によく似る傾向があります 。愛犬のしつけが上手くいかない時でも、根気よく優しく穏やかに接してあげることが大切です。
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