犬の年齢に応じたフードの与え方
幼犬の食事のポイント
〈生後50日~1歳の幼犬の場合〉
この期間は、ワンちゃんの骨格、筋肉などの体の組織が発達する時期で、その健康を左右する大切な時期です。体重に比べ、高い栄養価が必要な時期で、食事には十分に気を配ってあげましょう。
なお、生後50日までは母乳やふやかしたドライフードなどで過ごします。
成犬の食事のポイント
1歳から(大型犬では1歳半くらいから)成犬と呼ばれるライフステージに入ります。ワンちゃんが最も活発な期間です。必要とされるカロリーは、同じ体重の幼犬に比べて減少します。フードは成犬用などと表示されたものに切り替えます。
5~7歳くらいから、エネルギーの消費量がだんだん落ち、運動量も減ってきます。若い頃と同じ食事を与えていては肥満になってしまいます。体重やボディコンディションスコアを参考にローカロリーのフードに切り替えることも考えてあげましょう。
高齢・老齢犬の食事のポイント
小・中型犬では7歳、大型犬では5歳くらいから高齢犬のステージに。老犬は、成犬時に比べてさらにエネルギー消費量が落ちてきます。運動不足と腸の働きの低下で便秘になりやすいので、食物繊維をやや多めに与えます。 さらに老齢化すると、一度の食事で食べられる量が減ってきます。食事の回数を増やしたり、高カロリーの食事を少量与えるなど、与え方やフードの内容も変えてあげることも求められます。老齢期に対応するフードも出ているので、ワンちゃんのライフステージに合わせてフードを切り替えることも考えてあげましょう。