ドッグフードの原材料は?表示を理解するための、主な原材料一覧 植物性原材料
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ドッグフードの原材料には、どのような食品が使われているのでしょうか。この記事では、植物性の食品についてご紹介します。
穀類
「ペットフード表示に関する公正競争規約」での定義:全ての穀類の穀粒、挽き割り、穀 粉、及びその加工物(加工物のうち、コーンスターチ、コーン油、砂糖などは、それぞれでん粉類、油脂類、糖類に分類する) 穀類は主に、主要なエネルギー源として利用されます。ドッグフードにはさまざまな穀類が使用されますが、使用頻度も多く世界三大穀物である「とうもろこし・小麦・米」について解説します。
◆とうもろこし
とうもろこしにはでんぷんやたんぱく質などが含まれています。粉砕されたとうもろこしの種実はドライフードの主な原材料です。同じ穀類である小麦や大麦と比べてリンやマグネシウムが少ないため、下部尿路の健康維持にも有用です。また、ドライフードのカリカリ感を出す用途でも使われています。 表示例:とうもろこし、コーングルテンミール、コーングルテンフィード、ホミニーフィード、コーンジャーム、コーンスターチなど
◆小麦
ペットフードにおいて、小麦は穀粒が余すところなく利用されます。穀粒のメイン部分が製粉されて利用されるほか、繊維を多く含む表皮の「ふすま」も使われます。小麦を好んで食すわんちゃんは少なくありません。 小麦粉は水を加えてこねると「小麦グルテン」が生成されます。グルテンはその独特の食感や弾性からドライフードの物性形成にも有用であるため、頻繁に用いられます。 表示例:小麦粉、小麦ふすま、ウィートブラン など
◆米
米には豊富なでんぷんが含まれており、重要なエネルギー源となります。ペットフードの場合、精白・粉砕時に発生するぬかなどの副産物や、精白後に形が崩れてしまった米の破片などが利用されるのが一般的です。 表示例:米、米粉、米ぬか、中白糠、ライスブラン など
いも類
「ペットフード表示に関する構成競争規約」での定義:すべての種類のいも類、およびその加工物(加工物のうちポテトスターチなどはでん粉類に分類する。) いも類とは、でんぷんが豊富ないも類およびその加工物で、重要なエネルギー源です。ドッグフードに使われるいも類には、馬鈴薯やさつまいもなどがあります。
◆馬鈴薯
じゃがいものことで、でんぷんを豊富に含んでいます。ウェットフードに使われることも多く、ドライフードでは食物アレルギー用フードに主原料として用いられることも少なくありません。 表示例:馬鈴薯、ポテト、ポテトプロテイン、など
さつまいも
炭水化物の摂取源として利用されます。他のいも類と比較して食物繊維が多いのが特徴です。 表示例:さつまいも、さつまいもパウダー など
豆類
「ペットフード表示に関する構成競争規約」での定義:全ての種類の豆、及びその加工物(加工物のうち大豆油等は油脂類に分類する) 豆類由来の原材料で、主にたんぱく源として、時には繊維質源として利用されます。ドッグフードに表示される豆類には大豆やえんどう豆などがあります。 代表的な原材料である大豆について解説します。
◆大豆
大豆は良質な植物性たんぱく源です。ペットフードの主な原材料として利用価値が高く、長年に渡って利用されています。 表示例:大豆、脱脂大豆、おから、きなこ、大豆たんぱく など
種実類
「ペットフード表示に関する構成競争規約」での定義:植物の堅果、種子およびその破砕物 種実とは、穀類や豆類以外の種子を指します。 ドッグフードに使われる種実類には以下のようなものがあります。 ・ゴマ ・栗 ・アマニ など
◆ゴマ
ゴマはビタミン類やミネラル類、たんぱく質、脂肪酸などを含有しています。 表示例:ゴマ、ゴマ粉末 など <野菜類:ビートパルプ他>など
油脂類
「ペットフード表示に関する構成競争規約」での定義:動物および植物から得られる油脂および加工油脂、脂肪酸類動物および植物から得られる油脂および加工油脂、脂肪酸類です。 ドッグフードは嗜好性を高めるために油脂でコーティングされているのが一般的です。しかし表面上の油脂は酸化しやすい側面があるため、開封後はなるべく早く使用しないと酸敗(劣化)してしまう可能性があります。 植物由来では、大豆油、菜種油、パーム油、亜麻仁油ほか、様々な油脂が用途に応じて利用されています。
種実類【植物の堅果、種子およびその破砕物】
種実とは、穀類や豆類以外の種子を指します。 ドッグフードに使われる種実類には以下のようなものがあります。 ・ゴマ ・栗 ・アマニ など
◆ゴマ
ゴマはビタミン類やミネラル類、たんぱく質、脂肪酸などを含有しています。天然の抗酸化作用を持っています。わんちゃんによってはゴマにアレルギー反応を起こす恐れもあります。 表示例:ゴマ、ゴマ粉末 など
まとめ
ドッグフードには、植物由来の様々な食品が使用されています。フードを購入する際には、パッケージの表示をしっかりチェックして、愛犬に合ったものを選んであげてください。
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