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老犬のかかりやすい病気って?

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年齢を重ねることで体の様々な機能や免疫力が落ち、体調を崩した時に発病しやすくなります。また複数の持病を抱えることもあるそうです。
以下に、高齢の犬に多い病気のうち、代表的なものを紹介します。

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悪性腫瘍(ガン)

高齢になった犬の病気の代表です。あるデータによれば、10頭に1頭の割合で犬はガンで亡くなるそうです。また、10歳以上の犬の約半数の死因は、ガンだとされています。(Kitchell 1988)

心臓病

加齢により、心臓の機能は低下します。一般的に心機能の低下による病気がよく発症します。その代表的な心臓の病気が僧帽弁(そうぼうべん)閉鎖不全症と心筋症と言われています。どちらも放置すると心臓の機能の不全を引き起こします。
僧帽弁とは、心臓内で血流が逆流しないように左心房と左心室を隔てている弁ですが、僧帽弁閉鎖不全症になるとこの弁が完全に閉じなくなってしまいます。チワワ、ダックスフント、マルチーズなど小型の犬に多い病気としても知られています。
心筋症は心臓の筋肉に異常が起こることで、心臓の機能が正常に果たせなくなってしまう病気です。特に大型犬に多いとされています。

慢性腎臓病

体内の老廃物や有害物質を取り除き、尿として排出する役割を果たしている腎臓もまた、加齢によって機能が衰えやすい臓器です。年を取ると腎臓の組織は劣化し、腎臓の機能が低下していくことがあります。一度衰えてしまった腎臓の機能は回復することがありません。

糖尿病

血液中のブドウ糖を体が利用できるようにするインスリンと呼ばれるホルモンが不足することで、高血糖状態が続き、様々な代謝異常を引き起こす状態のことです。進行すると白内障や腎臓病といった合併症を引き起こすことがあります。

この他にも、痴呆、白内障など、老犬に多く現れる病気はたくさんあります。老犬との暮らしを長く楽しむためには、愛犬の日々の行動や食生活を気にかけ、早めの対処をしてあげることが、大切になってきます。

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