シニアフードにはいつ切り替える?
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ペットショップには、子犬には「子犬用」、成犬には「成犬用」、そして老犬には「シニア用」のフードが並べられています。シニア用フードにはいつ切り替えると良いのでしょう?
犬の体は、飼い主さんの想像よりも早く老化が始まっています。大型犬は5歳、中小型犬は7歳から老化が始まると言われています。そのため、ペットフードは、5歳もしくは7歳から以降の犬には「シニア用」をとされています。さらに近年、犬の寿命が飛躍的に延びるとともに、この「シニア」を2段階に捉え直す考え方が増えています。第1段階は前記のような5歳もしくは7歳からの「シニア」、第2段階は11歳もしくはそれ以降で、「老犬」や「老齢犬」などと呼んでいます。
そこで、高齢化した犬の研究とともに、そうした犬に向けたフードも作り分けられ始めています。 第1段階のシニア用フードは、まだまだ旺盛な食欲を満たしてあげながらも、カロリーをおさえています。そして、シニアの犬がかかりやすい病気や健康問題に配慮するための成分を加えています。
第2段階の老齢犬用フードでは、高齢化に伴って減少する犬の食欲を刺激し、少量でも高カロリーを補充しやすいように作られています。
なお、こうしたフードの切り替え時は、食べさせ方を一工夫してあげましょう。それまで食べていたフードに少しずつ新規のフードを加え、1週間から10日間かけて全体を切り替えると上手くいきます。