オス犬が家の中でも足を上げてトイレするのはなぜ?理由と対策法を解説
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オスのわんちゃんが足を上げておしっこしている姿をよく見かけることはありませんか。お散歩中以外にも家の中で足を上げて用を足す時があります。この記事ではその理由と対策法を解説します。
オス犬が足を上げてトイレする理由
オスのわんちゃんが足を上げておしっこするのには理由があります。ここでは2つの理由を取り上げます。
発情期だから
オスのわんちゃんは、生後6カ月頃から足を上げておしっこするようになります。これは、成長するにつれて性ホルモンが活発化し、マーキング行動を始めるようになるからです。発情期を迎えるとマーキング行動を頻繁にするようになり、家の中でも足を上げて用を足すようになります。近所にメスのわんちゃんがいる時などは特に、メスのにおいにつられてマーキング行動が増えます。よって、オスのわんちゃんが足を上げておしっこするのは犬の本能的な行動と言えるでしょう。
テリトリーの主張をしているから
家の中を自分のテリトリーとしている場合にも、オスのわんちゃんは足を上げておしっこすることがあります。これはわんちゃんの習性と関係があるようです。わんちゃんは電柱などに向かって足を高く上げておしっこすることがありますが、これは、より高い位置にマーキングすることで「自分を少しでも大きく見せようとしているから」と言われています。この傾向が家の中でも現れてしまうようです。何かをきっかけに「家の中で自分が優位」だと考えるようになると、足を上げて高い位置にマーキングをし、存在感をアピールするわけです。
オス犬が足を上げてトイレする場合の対策
散歩中に足を上げてトイレする分には問題ないとしても、やはり家の中で「足上げマーキング」をされるのは困りますよね。どうすればオスのわんちゃんが足を上げておしっこするのを防げるか、3つの対策をご紹介します。
1.去勢する
去勢をすると、オスのわんちゃんのマーキング頻度は3分の1程度に減ると言われています。その理由は、去勢によって 縄張り意識が薄れるからです。ただし去勢のタイミングが遅いと、それまでに身に付いた習性が消えず、手術後もマーキング行為が続いてしまう恐れがあります。そのため去勢する場合は、生後6か月齢前後の 早いタイミングで行うのがおすすめです。 ちなみに、メスのわんちゃんも発情期にマーキングを行うことがあります。ただし、メスの場合は発情期を過ぎると自然に収まることが多いようです。
2.主従関係をはっきりさせる
わんちゃんが家の中で自分を「上」だと考えてしまうと、マーキング行為につながる可能性があります。そのため、飼い主さんが「主」でわんちゃんが従うべき存在であることを明確にすることが必要です。わんちゃんが優位に立ってしまった原因を取り除きましょう。「甘やかしすぎてわんちゃんの言いなりになっている場合がある」「散歩中にわんちゃんの行きたいところへ行くことを飼い主さんが許している」「食事を飼い主さんよりも先にしている」など、主従関係をあいまいにするような行動に覚えがあるなら、意識して止めることをおすすめします。
3.日常的にしつける
足を上げるのを見たら、優しく足を下げて座るよう促しましょう。そのとおりにしたら、しっかり褒めてあげます。仮に失敗しても、絶対に怒鳴ったりたたいたりしてはいけません。それだと怖がらせてしまいますし、逆に「かまってくれている!」と勘違いしてマーキングを繰り返してしまうかもしれません。おしっこのタイミングを日頃から観察しないといけないため根気が求められますが、そのうち座っておしっこすることを「飼い主さんに褒められることだ」と認識してくれるはずです。ただし、この方法についても、やはり子犬のうちに行うことが重要 です。
子犬のうちからフードで健康維持に配慮を
子犬の早いうちからしつけなどでわんちゃんと快適に暮らせるようにすることも大事ですが、早いうちから健康にも配慮したいもの。そこでおすすめなのが、「メディコートアドバンス アレルゲンカット 魚&お米 子いぬ(り乳~1歳)」です。食物アレルギーに配慮して、主なたんぱく源は魚とお米を使用。健やかな歯と骨の形成のためにカルシウムを配合しています。「しあわせマルシェ」なら通常サイズでお試しできます。