犬が喜ぶブラッシング！正しい方法や注意点を解説
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わんちゃんにブラッシングが必要な理由は、単に美しさを保つためだけではありません。この記事では、ブラッシングが大切な理由と、わんちゃんが喜ぶ上手なブラッシング方法についてご紹介していきます 。
ブラッシングが大切な理由
ブラッシングすることで抜け毛を取り除き、毛並みを美しく整えることができますが、お手入れを怠ると毛玉が発生してしまうことがあります。毛玉ができた部分は汚れがたまりやすい他、毛玉に皮膚が引っ張られてわんちゃんが痛い思いをすることも。また、ブラッシングする際に毛や地肌をよく観察することになるので、ノミやダニがついているなど、皮膚の状態に気づきやすくなるメリットもあります。
さらに日常的にお手入れすることで、わんちゃんは人に触られることに慣れていきます。ブラッシングのマッサージ効果で、リラックスするわんちゃんも少なくありません。ブラッシングは、飼い主さんと愛犬とのコミュニケーションを深める手段でもあるのです。
＜ブラッシングの主な効果＞
• 毛玉を見つけてケアする
• ノミ、ダニや傷を見つけやすくなる
• 皮膚や被毛の汚れなどを見つけやすくなる
• 抜け毛を除去できる
• 信頼関係がより深められる
正しいブラッシング方法
ブラッシングを行う頻度とかける時間
ブラッシングは、できれば毎日行いたいものです。特にヨークシャーテリアやトイプードルなどの長毛種は、欠かさずお手入れしてください。時間の目安は、わんちゃんが立った状態なら10分、横になったり寝そべったりした状態なら20分程度。あまり長い時間かけるとわんちゃんが嫌がるので、なるべく短時間で済ませるようにしましょう。
ブラッシングを行う場所
公園やベランダなどの屋外で行うのはNGです。これはモラル上の常識ですが、法律（家庭動物等の飼養及び保管に関する基準）で定められたルールでもあります。
室内では、エアコンや扇風機の風が直接当たる場所は抜け毛が飛び散ってしまうので避けましょう。冬場は抜けた毛がストーブの火に接触しないよう気をつけてください。
トリミングサロンのようにテーブル上にわんちゃんを立たせると落下の危険があるので、床の上で行う方が良いでしょう。
用意するもの
・ブラシ（抜け毛を取り除き、毛玉をほぐしやすくします。）
・コーム（仕上げに使い、被毛の流れを整えます。）
他に、床や壁面などに付着した抜け毛を除去するための粘着テープや濡れティッシュ、抜け毛を入れるゴミ袋も用意しておくと良いでしょう。
ブラッシングの流れとポイント
ブラッシングする際は、毛並みに逆らって行うと不快感が生じます。冒頭のイラストのように、毛並みに沿って行うようにしましょう。
まず、ブラシを使って全身の毛をとかします。被毛に付いた汚れがあれば取り、抜け毛も取り除きます。
次にコームで被毛を整えます。長毛種の場合、毛玉や毛の絡まりがひどい時は、無理にブラシやコームをかけようとはせず、ハサミで切り取ってください。この際、皮膚を傷つけないよう十分に注意しましょう。
＜ポイント1:無理にブラッシングしない＞
わんちゃんが逃げようとしたり、怒っていたりする時は、ブラッシングを中断しましょう。叱りつけると、ますますブラッシングが嫌いになってしまうので逆効果です。
＜ポイント2:力加減に注意する＞
わんちゃんの皮膚はデリケートなので、強くブラッシングすると傷つけてしまう恐れがあります。ブラシの素材の硬さにより力の伝わり方は異なるので、まずは飼い主さんの腕などにブラシを当ててみてください。痛くない力加減を確認してからわんちゃんをブラッシングしましょう。
＜ポイント3:楽しいイベントと思わせる＞
ブラッシングが終わったらとっておきのおやつを与えるなどのご褒美を用意して、しっかり褒めてあげましょう。ブラッシングが楽しいイベントと思ってくれれば、わんちゃんも飼い主さんもブラッシングの時間が楽しいひと時になるはずです。
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