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【専門家監修】自宅で愛犬のトリミング!上手なやり方や、バリカンを使う際のコツを紹介

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愛犬の身だしなみを整える「トリミング」。毛が伸びる犬種にとっては大切なケアですが、毎回サロンに行くのは時間もコストもかかるため、「自宅で手軽に行えたら…」と考える飼い主さんもいることでしょう。今回は、自宅でトリミングする方法や注意点をご紹介します。

この記事の監修者

宮田 淳嗣のイメージ画像

宮田 淳嗣

ヤマザキ動物看護専門職短期大学
専任教員【修士(獣医保健看護学)】 *監修当時の所属・肩書きです。

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自宅でもトリミングができる

トリミングサロンに通うのは時間もコストもかかりますし、知らない人に触られるのが苦手な愛犬もいるでしょう。注意すべきポイントをおさえることができれば、バリカンなどの道具を使って自宅でいつでも愛犬の毛をカットしてあげられます。

用意するものと下準備

トリミングを行うには、犬用の以下のものを用意しましょう。

  • カットハサミ、梳きバサミ
  • ブラシ
  • バリカン

まずはブラッシングして被毛のもつれを取り除きます。その後、シャンプーで皮膚や被毛の汚れを取ります。ドライヤーで毛を乾かす際は、ブラッシングをしながら乾かしてください。タオルで擦りながら乾かすと、被毛の長い犬は毛がもつれてしまいます。その後、愛犬の体調や機嫌が良さそうならカットしてみましょう。

バリカンを使う時のコツと注意点

バリカンを初めて使う時は緊張するものです。最初から全身の毛をカットしようとはせず、「今日はこの部位」と限定して行うと、飼い主さんだけでなく愛犬もバリカンに慣れやすいでしょう。まずは背中など、触られても嫌がらない部位から始めてみてください。
バリカンを使用する際は軽く握り、毛の流れに沿うように動かしてカットするのが基本です。毛並みに逆らうと仕上がりが悪くなったり、愛犬が嫌がったりすることがあります。強く体に押し当てず、体に沿わせるようにして動かします。焦って早く動かしてしまうと刈り残しができたり、思わぬアクシデントに繋がりやすくなったりするので、ゆっくり声をかけながらカットするよう心がけてください。

トリミングの方法

カット方法を、各部位ごとにご紹介します。床に立たせたり抱っこした状態で行うと暴れてしまう場合、テーブルに乗せるとおとなしくしてくれることがありますが、カットしやすく、愛犬が落ちても問題がないように、高すぎない場所で行ってください。愛犬が嫌がらず、飼い主さんもやりやすい部位から始めてみてください。

胴体

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背中や四肢など胴体は、毛の流れに沿ってカットし、必要があれば最後にハサミで整えます。ハサミでのカットは技術が必要であり、思わぬ事故に繋がることがあります。無理のない範囲でチャレンジしてください。一気にカットしたくなるかもしれませんが、カット面積が広いので飼い主さんも愛犬も途中で疲れてくるかもしれません。適度に休憩を挟んだり、愛犬におやつをあげて気分転換したりすると良いでしょう。

足裏

<愛犬を立たせた状態でカットする場合の手順>

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  1. 愛犬を立たせ、バリカンを持つ手とは反対の手でしっかりと体をホールドする。
  2. 1の状態のまま愛犬の足を後ろに軽く持ち上げ、肉球が天井を向くようにする。足を後ろの方に引っ張ると膝の骨が外れてしまうことがあるので、注意する。
  3. 肉球からはみ出ている毛をバリカンでカットしていく。

<愛犬を仰向けにした状態でカットする場合の手順>

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  1. 両足を前に出した状態で床に座り、足の間に挟むようにして愛犬を仰向けにする。
  2. 肉球からはみ出ている毛をバリカンでカットしていく。 まずは肉球にかかっている毛を全てカットしていきます。バリカンを用いて一定方向に、つま先からかかとに向かって、カットしていきましょう。肉球が見える程度になればOKです。

肛門周り

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肛門周りのムダ毛をバリカンでカットする場合は、まず愛犬のしっぽを持ち上げます。肛門の位置を確認したら、中心から外に向けて横方向に優しくバリカンを当てていきます。刃を立てて使用すると皮膚に刃が当たってしまうので、刃は寝かせてください。肛門周りはデリケートなので、バリカンの刃が肛門を通過しないよう特に注意が必要です。ちなみに、バリカンには大小サイズがあるため、肛門周りなどの部分カットをする時は、小さめのものが使いやすいでしょう。

目や口など顔周り

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顔周りを触られるのが苦手な犬もいるので、バリカンを使う時は決して無理をせず慎重に行ってください。目や口など顔周りをバリカンでカットする時は、バリカンを持っていないほうの手で愛犬のマズル(鼻口部)を持ちながら行います。目の下や口角ラインは皮膚をしっかり伸ばしながらカットしましょう。舌が出ることもあるので、注意してください。バリカンの音や振動を嫌がる愛犬には、ハサミでカットしましょう。ハサミは刃先が皮膚に向かないようにカットするのがポイントです。愛犬が動いてしまう場合は、無理をせずプロにお任せしてください。

まとめ

バリカンなどの道具があれば、手軽に自宅でもトリミングすることができます。最初からサロンのようにキレイにカットできないかもしれませんが、ご興味のある方はチャレンジしてみてください。ただ、愛犬が嫌がっている際は無理に行おうとはしないように注意しましょう。飼い主さんと愛犬どちらも慣れてくれば、トリミングすることで良いスキンシップにもなるでしょう。なお、毛玉やべたつきがある場合には、バリカンで強引に取ろうとせず道具を変えてみたり、トリマーなどの専門家に任せてみたりするなど、状況に応じて対応してください。

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