犬のこんな食べ物が「C.L.U.T.D.」「尿路結石(ストルバイト結石)」を誘発する!?食べてはいけないものは?
食品成分から見た予防法
ワンちゃんのC.L.U.T.D.(下部尿路疾患)の多くは、尿路結石により発症します。結石はストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)結石とシュウ酸カルシウム結石の2種類が主で、その発生には食事が強く関わっていると言われています。
そこで、その予防法として、結石の原因物質をコントロールしたフードが開発されています。年齢や健康状態に応じた、こういったフードを与えることでC.L.U.T.D.を防ぐ効果が期待できます。
ではどういった食べ物がC.L.U.T.D.を誘発するのでしょう。手作りごはんを例にすると、以下の食品に気をつけてあげたいとされています。
シュウ酸カルシウムを多く含む食品
ほうれん草、タケノコ、里芋、モモ、など。 アクのある野菜には多かれ少なかれシュウ酸が含まれています。利用法として、茹でこぼしをして茹で汁を使わないなどの工夫も必要です。
ストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)結石ができやすい食品
動物性たんぱく質に主に見られるプリン体が体内で尿酸に代謝されます。これがアルカリ性になることで結晶化されます。
こうした原因物質は、物質そのものが悪くて結石ができるわけではありません。pHの急激な変化などの条件がそろって結晶化するのです。食べ物は、さまざまな条件のバランスが大切で、上記のフードでは、このバランスが調整されているのです。